北海道の代表的な街路樹 ナナカマド
ナナカマド バラ科 落葉広葉樹
北海道を代表する樹木の一つです。小さい白い花が多数集まって付きます。実は赤くなり落葉後も残ります。葉は小さく細長くギザギザがあるのが特徴です。
北海道に生まれ育った私たちにとって、街路樹がナナカマドだというのは当たり前の光景です。真っ赤に色づくナナカマドの実は、秋を知らせてくれます。
しかし、ナナカマドが街路樹というのは、北海道だけのようです。お客様よりあの木はなんですか?とか、止まってくださいと言われ記念撮影など・・・。
北海道外では、温かいためナナカマドの実が赤くならないのが原因らしい。
周囲にこの話をしたら、ところでナナカマドの実が赤くなる前の色は?との疑問があちこちから出ました。緑→黄色→オレンジ→赤くなるのです。
見慣れているはずの風景が、実は一番見ていなかったりするものですね。
冬になると見られる、真っ赤なナナカマドの実に白い雪のコントラストはとっても綺麗です。小鳥がその実をついばんでいたりする光景は、冬の厳しい北海道の生き物たちの、力強さを感じさせてくれますよね。
ナナカマドの名前の由来は?
古人によるとナナカマドを炭にしようと試みたが、七回かまどで燃やしても炭にならなかったそうです。八回目のは炭になったんでしょうね。おそらく・・・。