G8北海道洞爺湖サミット開催にあたり
G8サミットとは、日、米、英、仏、独、伊、加、露8か国の首脳及びEUの委員長が参加して毎年開催される首脳会議です。狭義のサミットは首脳会合を意味していますが、首脳会合の前に開催される外相会合及び財相会合を含めた全体をサミットと呼んでいます。サミットでは、経済・社会問題を中心に国際社会が直面する様々な課題について、首脳は一つのテーブルを囲みながら、非公式かつ自由闊達な意見交換を通じてコンセンサスを形成し、トップダウンで物事を決定します。そして、その成果が宣言としてまとめられます。グローバル化が進むと世界各国の相互依存関係が進み、物事が起こりかつ展開する速度が速くなり、その影響するところも国境を越えて大きくなりますが、それらに有効に対処するためには、非常に柔軟で果断かつバランスのとれた決断、効果的な措置が必要となります。
これまで日本は1979年、1986年、1993年、2000年の4回議長国となっています。そして今年北海道洞爺湖地域にて、5回目の議長国としてサミットを開催します。
北海道での開催は我々にとって二度とない貴重な経験であり、また北海道警察をはじめ関係者各位におかれましては戦場と化す日々となると考えております。なにより安全に成功をすることをお祈りしております。